自転車死亡事故で高額賠償判決 | 2010年東京都大田区の事故

自転車死亡事故で高額賠償判決 | 2010年東京都大田区の事故

<新規掲載:2014年1月29日>

<最終更新:2018年8月20日>

自転車事故で老人がケガ

ヤフーニュースを見ていたら、こんなニュースがありました。自転車による死亡事故で高額賠償判決が出たというものです。

 

自動車保険は加入している人がほとんどなのですが、自転車による事故に備えて保険に加入している人はまだまだ少ないようです。

 

日頃、自転車を利用している人にとって、このニュースは決して他人事ではありません。自転車保険の必要性を考えさせられますね。

 

東京都大田区の交差点で2010年、女性=当時(75)=を自転車ではね死亡させたとして、遺族が自転車を運転していた男性に約1億600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。三木素子裁判長は男性の過失を認め、約4700万円の支払いを命じた。

三木裁判長は「男性が脇見をして赤信号を見逃したため、事故が発生した。女性には何の落ち度もなかった」と認定した。

判決などによると、男性は10年1月10日昼ごろ、赤信号にもかかわらず大田区中央の交差点にスポーツ用自転車で進入し、横断歩道を歩いていた女性をはねた。女性は病院に運ばれ外傷性くも膜下出血などと診断され、同15日に死亡した。(時事通信

 

赤信号無視による過失100%の死亡事故ですね。
スポーツタイプの自転車で時速15〜20キロ程度で衝突したとのこと。
被害者の方は高齢でしたし、音もなく接近してくる自転車ですから、
なんの前触れもなく突然衝突されて、手をつくこともできなかったのかもしれません。

 

ちなみに、上の記事には書かれていませんが、
被告側は病院でベッドから落ちて、頭を打ったのが死亡原因だと主張したらしいです。

 

頭には事故による損傷しか見つからず、当然そんな主張は通らなかったようですが、
何の証拠があって、そんな主張をしたんだろうかと疑問に思います。
被害者側はそんな主張を聞いて、心底頭にきたでしょうね。。
(裁判ってそういうものなのかもしれませんが・・・)

 

以前は自転車事故による被害だと軽く見られる傾向があったことから、
加害者側の弁護士は「自動車事故と同様の賠償額を算定してくれた」と評価しているとのこと。

 

車で轢かれても、自転車で轢かれても、死亡してしまったら被害は一緒です。
自転車で轢かれて死亡した場合は、損害が小さいなんて有り得ないわけですから、
この判決は当然のものと言えるかと思います。

 

今までなぜ軽く見られたのかが不思議ですが、
最近は自転車事故でも、自動車事故と同じく高額賠償が他にも出ているようです。

 

問題なのは刑事罰のほうです。
加害者男性については、賠償責任があるだけではなく、
「重過失致死罪」により、禁錮3年、執行猶予3年の有罪判決が確定しているそうです。

 

ただ、これが自動車事故であれば、
もっと重い「自動車運転過失致死傷罪」になるんですよね。

 

同じようなことを繰り返し書きますが、自動車と自転車のどちらで轢いて、
被害者が死亡してしまっても罪は一緒だと思います。
自転車による事故に注目が集まっていますから、
もしかしたら、今後このあたりの法律改正もあるかもしれませんね。

 

さて、見方を変えて、この加害者男性は賠償金を払えるのかって話ですが、
普通の収入の人であれば、こんな大金を自腹で払うのは難しいでしょうね。

 

でも、保険に入っていたなら話は別です。
まず自転車保険に入っているかどうか。
自転車保険に加入していれば、賠償責任保険が当然ついてますから、
保険金額が5000万以上であれば、カバーできるでしょう。

 

この自転車保険なんですが、
なかには賠償責任の上限が1000万円なんてものが販売されているようですが、
そんな金額じゃ足りませんから、もし加入を検討している方がいましたら、
必ず無制限のものを選ぶようにしてくださいね。

 

自動車に比べれば、自転車による死亡事故の可能性はひじょうに小さなものとなりますが、
万が一のときの保険ですからね。これは絶対に無制限にしたほうがいいと思います。

 

そして、次に考えられるのは個人賠償責任保険です。
これは日常生活上の事故で賠償責任が生じてしまった場合の保険。
自転車事故によるものも補償対象となるのです。

 

自転車の事故で自分のケガなどに対する補償等も欲しいのであれば、
自転車保険がいいかもしれませんが、賠償保険だけ欲しいのであれば、
個人賠償責任保険に加入することをオススメします。

 

ただし、この保険って小さい保険になりますので、単体で販売しているところはあまりないようで、
多くの自動車保険や火災保険、傷害保険などに特約としてつけられるようになっています。

 

このサイトをご覧になっているということは、自動車保険に加入しているか、
これから入ろうという人が多いでしょうから、自転車も運転する人は、
個人賠償責任特約を自動車保険に追加することをオススメします。

 

参考:個人賠償責任特約とは

 

ただ、1つ注意してください。
自分で加入した記憶がなくても、火災保険や傷害保険に勝手につけられてる場合もあります。
私も自動車保険に個人賠償をつけようかと思ったときに、
念のため加入中の火災保険の証券を見たらすでに付いてました(笑)

 

そんなこともありますので二重にならないよう、
自動車保険以外に、なにかしらの損害保険に加入している人は、
まず、それらの保険証券をチェックしてみてくださいね。

 

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最終更新日:2018年8月20日