保険会社を変えても、事故有係数は引き継がれるか
事故有係数適用期間は等級とセットになっているため、
保険会社を変更しても等級と一緒に引き継がれます。
保険会社を変更しても悪い等級を逃れることができないのと一緒で、
事故有係数適用期間についても、逃れることはできないのです。
新たに契約する保険会社で見積もりをする際に、
証券上の「等級」と「事故有係数の適用期間」の数字を聞かれますので、
正しく申告をするようにしましょう。
ちなみに「嘘の申告をしてもわからないのでは?と思う人もいるかもしれませんね。
でも、保険会社同士で必要な情報共有をできる仕組みがありますので、
後日、必ずその嘘はバレてしまうことになります。
関連記事:保険会社を乗り換える際、嘘の等級を申告してもバレないのでは?
また、嘘をつかなくても間違えて申告してしまうことも考えられますよね。
その場合でも、この情報共有制度がありますので、
発覚次第、訂正の手続きが必要となるのです。
この情報共有の仕組みがあるからこそ等級制度が成り立っていると言えるでしょうね。
通常、この情報共有制度を使った内容確認は、保険が始まったあとに行われます。
つまり何か訂正が必要な場合、契約手続きをしてから、かなり後に連絡が来ます。
保険会社から返金されるような訂正であればいいのですが、
追加保険料の支払いが必要な訂正だった場合は嫌な感じですよね。
でも、まだ契約していない人の契約情報をこの制度で調べるわけにはいかず、
内容確認が遅くなるのは仕方がないことなんです。
慎重に契約内容の申告をすれば、普通は訂正は生じないはずですが、
万が一間違っていたときは、後から等級訂正で追加保険料の請求がされることが
あり得るということを少し覚えておくといいかと思います。
関連記事:無駄なく格安な自動車保険に加入するための6つのポイント
関連ページ
最終更新日:2017年10月19日