高齢運転者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故多発

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高齢者による事故

6日午後5時20分ごろ、東京都大田区大森北1の立体駐車場から出てきた乗用車が歩道にいた通行人をはね、道路向かい側の路線バスの駐車場に突っ込んだ。この事故で、1歳の男児が右太ももを骨折し、母親(35)も腰を打つなどしていずれも重傷。警視庁大森署は、車を運転していた都内の無職男性(79)から自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で事情を聴いている。

同署によると、車は駐車場のゲートを突き破って飛び出しており、男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と説明しているという。 引用元:毎日新聞

またしても、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる人身事故が発生したようです。

今回の運転者は79歳の老人。これくらいの年齢でもすごく元気な人もいるので一概には言えないのですが、やはり高齢者の運転は怖いですね。

同様の事故って、年に何回かはニュースで出ますので、それを見る度に高齢者のペダルの踏み間違えによる事故が多いと感じる人もいると思います。でも、実はニュースになる何十倍も同様の事故って、全国各地で起きているんですよね。

というのも、私はロードサービスの受付業務をしていた時期があるのですが、老人のアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故のロードサービス対応要請もよくありました。

その多くが、駐車場の車止めを乗り越えて動けなくなったとかいう軽微な事故なので、当然ニュースにはならないわけですが、店舗に車体の半分まで突っ込んでしまって抜け出せないとか、人身事故もありましたが、それもニュースで見かけたことはありませんでした。

実際にニュースになる事故って、ある程度大きな被害が出た事故だとしても、ほんの一部だけなんですよね。

あと、その高齢の運転者の人から連絡が入ることも当然多く、ロードサービスの手配をしないといけませんから、車の損傷状況とかいろいろ聞くわけですが、まともに会話ができない人が多かったですね。

動揺しているうえに老人なので仕方がないわけですが、こういう感じの人が普通に運転してるわけだから、怖いよな~とよく思ってました。

今後、「免許を持てる年齢制限を下限だけではなく、上限も設定すべき」などという意見もますます多く出てきそうですが、車がないと生活できない地域もありますし、すぐにそういった法改正を行うのも状況的には厳しそう。そうなると、こういった老人の事故を激減させるのって難しい気がします。

自動ブレーキとか自動運転車が普及していけばかなり減っていくんでしょうけど、それまでは老人が運転する車は警戒するなど、被害者にならないように自衛することが重要なのかと思います。急に飛び出して来られたり、高速を逆走されたりすると避けようがなかったりもするんですけどね。。

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